大いに魅力を感じた宇都宮ライトレール、GKデザイングループが VI(ヴィジュアルデザイン)、車両から停留場等のトータルデザインを担当していることを知っていたので、できるだけ多面的に観察して来ました。
対向式の停留場(駅東公園前)の様子です。
乗降口のレール面高さは30センチ。ホームとの段差はゼロ。ベビーカーも車椅子もそのまま通れます。
乗務員室背後には車椅子の固定具が備えられていました。
運転席背面の案会表示は液晶パネルでしょうか、多言語表示でした。
まだ夏のような陽射しの時間帯だったこともありますが、窓も大きく明るい車内です。
つり手はGKインダストリアルデザインによる“GM型つり手”と言うものらしい。
宇都宮駅東口から発車間際に乗った車両は進行3両目HU311-Aだったので、連接部を通して先頭車両のHU311-Bが見通せます。
曲線部では連接部の動きに目が行きます。
乗降口の床面より5センチほど高くなった床面に、VIのイエローをポイントにデザインされた座席が設けられています。
乗降にはICカードが推奨されており、乗車時は下方、降車時は上方にタッチします。
冬季には、押しボタンによる開扉になるようです。
ファンとして気になるのは運転席。天井には扇風機が2台も。
サイドミラーは室内に設置されているので、模型化には良いですね。
制御は左手ワンハンドルですが、クルマのシフトレバーのように丸いだけ。
足元にフットスイッチが3組ありましたが、何のスイッチだろう? 警音、前照灯切換、それと??
気になったのは電車線ですが、道路中央に建てられた鋼管柱から可動ブラケットによる直接吊架式が主体。一部区間ではシンプルカテナリーもありました。
停留場のデザインも統一されていています。
これは終点の芳賀・高根沢工業団地駅ですが、何処の停留場も統一されたデザインです。
上屋は木材だったのかどうか? シンボルカラーのイエローとマッチしているように感じます。
ベンチには地元産の大谷石(軽石凝灰岩)が使われています。
大谷石は待合室・トイレの外壁(清原地区市民センター前)にも利用され、サイン表示も含めて気持ちの良い施設でした。
出来立てのLRT、多くの方々に愛されることを願っています。
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