少年時に一番好きだったセミクロスシートの2320形。実車の登場時は4両固定編成でしたが、台車の手持ち事情から2両編成として0番のペーパー自作を進めて来ましたが、この度一応竣功としました。“一応竣功”としたのは、自宅でエンドレスでの試運転ができないため、何れお仲間の線路を拝借しての試運転後、諸調整を経てから正式竣工としようと思っています。
2両口は4両固定編成への増結用として増備したものと想定、実車の続番として2329-2330、号車番号は6、5号車としました。だから“小田急擬き”なのです。小田急の社紋、OER文字、急行サボは、幸いなことに昔、小田急から頂いた実物を保有していたので、デジカメで撮影して所定寸法にプリントしたもです。
ナンバーは少々大きいのですがDARUMAYAの洋白製切り抜き文字(大)を使用。床下器具は主なものだけとして全て手作り、MGはφ8真鍮パイプの両端を塞ぎ、桧材の脚(?)を付けました。
コンプレッサーは桧材と桧丸棒の組み合わせ。2mmビスで圧縮部頭部を表現しました。右の元空気溜と、次の2室空気溜は共にφ10真鍮パイプ利用、端部には真鍮たいこ鋲なるパーツを見つけてハンダ付け後に整形、取付脚は桧材。
小田急ABFM車特有の形状である蓄電池も桧材。
以上の床下器具は所謂ダミー。一方これが本来の床下器具で、接触器とでもしておきましょうか、スライドスイッチ群です。因みに右から、M1、M2は主電動機スイッチ。H1、H2は前照灯スイッチで、H1をONにすると向かって左側、H2をONにすると右側が点灯します。PLは通過表示灯、TLは尾灯、RLは室内灯のスイッチです。
簡単にサボ受けも作り、写真からのサボを落とし込み様に接着。サボは山側と海側では「新宿ー箱根湯本」が「箱根湯本ー新宿 」 と逆転します。社紋を丸く切り抜くのに苦労しました。
凝ってみたかったのが幌。なかなかGoodなイメージに仕上がりました。
φ0.3ミリ真鍮線の骨に医療用ゴム手袋を張り付けたもので、車体側に開けた穴に差し込みます。ポイント通過でもグニャグニャしてくれることと期待しています。
早くエンドレス試運転したいな。
軽快に飛ばしてくれることを期待しているのですが、それはまだ先のことになりそうです。仕方ないので写真で遊んでみます。
複線でのすれ違いができ来たら嬉しいですが、2両固定1編成では無理。
まあイメージで我慢することとしましょうか。
(追伸)乗客フィギュアは試運転後に考えようと思っています。
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