小田急の変電所(1)
新しいテーマです。「小田急の変電所(1)」としましたが、(2)がいつのことになるのか、全く不明です。
山王川改修事業を見に行った際、折角なので周囲を散策しました。足柄駅の蛍田方踏切(蛍田3号)の先、伊豆箱根鉄道大雄山線の上を越えた列車は足柄駅に向けて勾配を駆け下りて来ます。
左(山側)の小高くなった場所から小田原方を見ると、この時はちょうど、入線直後の試運転で5061×10が来ました。
その小高い所に、足柄変電所が設置されています。
調べてみると、22kVを受電し、整流器容量6,000kW×2を要する規模だそうです。
左方の変電設備からのケーブルは、地中から山形鋼組鉄柱横を通って上部に至ります。
そこで、各方面へのケーブルに分岐されています。
因みに左から足柄-小田原間の電力線。
その右側に、同じく足柄-小田原間の信号用電力線。
さらに右は松田-足柄間の信号用電力線。
右端のビーム下に足柄-小田原間の上下線別饋電線という具合。
松田-足柄間の電力線と上下線別饋電線は、ちょうど反対側から出ているものと思われますが、反対側を確認できる場所への移動は叶いませんでした。
それにしても、電気鉄道の電路設備を観察するのも面白くなってきました。これを知ってしまうと、レイアウトの線路にただ架線柱を植えるということでは済まなくなってきます。しっかりした知識の下で模型製作したいものです。
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