鉄道(国鉄・JR)

2025年5月14日 (水)

2番目のトンネル

OER3001氏が小学生だった時代、「日本で一番長いトンネルは?」などと同級生の間でクイズを楽しんでいたものです。

正解は「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」という、有名なフレーズから始まる川端康成「雪国」で取り上げられた、1931年完成の上越線「清水トンネル」9,702メートルでした。そして2番目が、1934年に完成した東海道本線「丹那トンネル」7,804メートル。「清水トンネル」 に劣らず有名だった「丹那トンネル」の西側がこれです。

この時代は、函南駅東山側の保線用地への立ち入りが可能だったのです。トンネルから突然姿を現したのは、とび色のワム80000が長~く連結されたEF65 87号機牽引の貨物列車でした。

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長いトンネルと言えば鉄道トンネルが当たり前だった時代、1962年には北陸線「北陸トンネル」13,870メートルの開通で「日本一」の座を明け渡しています。

鉄道用トンネルは1972年山陽新幹線「六甲トンネル」16,250メートル、1975年同じく山陽新幹線「新関門トンネル」18,713メートル、1982年上越新幹線「大清水トンネル」22,221メートル、1988年北海道新幹線「青函トンネル」53,850メートルと、新幹線の建設に伴い「日本一」は更新されて来ました。

「日本で2番目に長いトンネル」だった「丹那トンネル」も、鉄道トンネルでは39位。道路トンネルを含めれば49位となっています。因みに道路トンネル最長は、2015年「首都高速中央環状線」18,597メートル、世界2位とのことです。

車窓を楽しむことができないトンネル、北海道新幹線やリニア中央新幹線の建設でまだまだ増えるようです。それでも「日本一」の座は「青函トンネル」が維持するようですが、わくわくしませんね。

 

2025年4月28日 (月)

常磐線原ノ町

2011(平成23)年3月11日のあの大震災では、津波と原発事故で多大な被害を被った常磐線。暫くの間は列車が走れない歳月がありました。

福島県南相馬市原町区の「原ノ町」駅に降りたのは何年ぶりだろう?

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初めて来たのは、平(現・いわき)~仙台間を担っていた平区所属のC62牽引の急行「十和田」に乗るために来た時だった。乗車車両はスハフ42 2072だったと記憶。

深夜の原ノ町駅で給水するので機関士に断って、ホーム先端を降りて撮影することもできた優雅な時代。

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これが原ノ町での深い思い出でした。

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この光景は今、どうなっているのか確かめたくて、下りホームに行ってみましたが、58年の歳月を重ねると・・・。

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ホームも少し延伸されていたのかも知れませんが、広々した構内だけが当時と同じようです。

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C62の急行「十和田」が出て行ったホームから、特急「ひたち」が発車して行きました。

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齢を重ねると、若い時の思い出を辿ってみたくなるものです。短い時間でしたが、ここでも良きひと時を楽しみました。

 

2025年4月26日 (土)

左沢線から仙山線へ

左沢線下りの一番列車は山形発7時2分発、羽前長崎は7時22分。終点の左沢には7時50分に到着します。この列車だけは最長の6両編成と言う圧巻です。

羽前長崎駅発車後に、中山町民グラウンドの満開のサクラを横目にやって来ました。このアングルは望遠なので、6両編成の迫力が伝えられないのが残念ですが、加速も良く軽快に加速して通り過ぎました。

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運転会終了後は、久しぶりに鉄路で帰ります。

山形から仙山線で仙台経由で帰るプランでした。さてさてその仙山線、昔は475系で走破した思い出がありますが、すっかり新型のE721系になってしまいました。

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この列車の最後尾、これから乗務するのは愛子さん?

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いや、良く見れば「愛子」は「あやし」でした。

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何ともあやしい駅に向かう列車、いや、楽しい仙山線でした。

 

 

2025年4月24日 (木)

左沢線を楽しむ

山形県中山町にある公共の宿「ひまわり温泉ゆ・ら・ら」で開催される「はつかりクラブ」の運転会。久しぶりに参加させて頂きました。

HPに「四季折々の木々の表情、月山・葉山・左沢線鉄橋の遠景、満天の星空を、効能豊かな温泉とともにご堪能ください」とあるだけに、左沢線は絶好の撮影対象です。

この日は月山や葉山の姿は雲に隠れていましたが、早朝6時13分通過の上り一番列車から撮影です。最上川橋梁を軽快に飛ばして来ました。

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そんな光景を実現したく、資料収集に苦労した思い出があるペーパー自作のキハ101を走らせます。

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鉄橋はプラレールのものながら、F本さんのセンスで見事にフィットしています。

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実景では存在しない踏切も良い味を添えてくれています。

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その踏切は同じF本さんの製作、TOMIXのNゲージ製品を加工して16番に組み込んでいます。

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6時30分に通過する上り二番列車は線路を潜って反対側から、今度は4両編成です。

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これも模型で味わうとすればこんな感じ。

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7時4分の上り三番列車は羽前長崎寄りの陸橋上から、ゆらら温泉敷地の満開のサクラを入れて、最上川橋梁を抜けて来た姿を狙います。

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単純なエンドレスでも、上の風景を連想します。

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左沢線用車両として1993(平成5)に6両、1994(平成6)に5両、1997(平成9)に2両の計13両が製造されたキハ101形も、そろそろ置き換え計画があるのか、サクラを背景に撮影する撮り鉄も何人かいました。

 

2025年4月22日 (火)

有楽町で逢いましょう

若い人は知らないだろうな、有楽町で逢いましょう」なんていう歌謡曲を。

あなたを待てば 雨が降る
 濡れて来ぬかと 気にかかる
 ああ ビルのほとりのティー・ルーム
 雨もいとしや 唄ってる
 甘いブルース
 あなたとわたしの合言葉
 「有楽町で逢いましょう」

何度も聴いた、フランク永井が唄って大ヒットしたこの曲が、1957(昭和32)年5月に開店した「有楽町そごう」正式名称は「そごう東京店」のキャンペーンとして、3月放送開始のテレビ番組、7月発売のレコードで流行ったものだと言うことまでは知りませんでした。

「有楽町そごう」前のホームから、山手(やまて)線内回りの103系が発車します。

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55年を経た今、「有楽町そごう」だった読売会館には「ビックカメラ有楽町店」が入り、発着する電車はE233系(京浜東北線)、E235系(山手(やまのて)線)と代わりました。

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こんな有楽町で、まともに“電車”を撮ったことは殆ど無く、この時は首都圏から蒸気機関車が消えるということでの記念列車撮影に行った日でした。だから京浜東北、山手の103系も“序で撮り”でした。

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上の画像のように並走を狙っていましたが叶わず、山手線の235系だけになってしまいました。

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辛うじて逢えたのは、新幹線と東海道線の並走。

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16両編成の新幹線と、15両編成の東海道線が、殆ど寄り添うように。

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なるほど、これが「有楽町で逢いましょう」なのかも知れません。

こころにしみる 雨の唄
 駅のホームも 濡れたろう
 ああ 小窓にけむるデパートよ
 きょうの映画(シネマ)は ロードショー
 かわすささやき
 あなたとわたしの合言葉
 「有楽町で逢いましょう」

 かなしい宵(よい)は 悲しよに
 燃えるやさしい 街あかり
 ああ 命をかけた恋の花
 咲いておくれよ いつまでも
 いついつまでも
 あなたとわたしの合言葉
 「有楽町で逢いましょう」

 

 

2025年4月16日 (水)

山の手線で愉しむ

この日は所用で日暮里へ。新宿での用を終えて山手線に乗りますが、通常の池袋経由ではつまらない。時間に余裕もあったので、所要時間も長い渋谷、品川周りとします。

品川で空いた車内、先頭部に移動して適当な場所で撮影とします。最初は新橋。ホーム有楽町方で新橋駅に到着する内回りを撮ったのは初めてかも。

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こちらは外回り、あの電力会社ビルを背後にの到着です。

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次はお隣の有楽町。東海道新幹線のお顔とは上手く揃いませんでした(涙)。

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続いて秋葉原。現役時代に通いなれた場所ですが、ホームから撮影したことなど有りませんでした。御徒町駅がすぐそこに見えます。

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御徒町に移動してみれば、上野駅構内が目前。漸く内/外回り両方を収めることができました。

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都心を走る山の手線は沿線撮影は困難なので、駅撮りが主にならざるを得ません。

今週末の12日19日(土)~13日20日(日)は羽田空港アクセス線整備に伴う田町での線路切換工事が予定され、上野~東京~大崎間が運休になるようです。工事が終わると果たしてどんな風景になるのか、また行って見なければなりませんね。

 

2025年2月 8日 (土)

御茶ノ水

神田川沿いのJR御茶ノ水駅の東方下、東京メトロ丸の内線が顔を出します。

絵本で描くのは簡単ですが、実際に赤い丸ノ内線と、JRのオレンジ色&きいろの電車を収めるのは至難の業です。

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ちょっと粘っていたら、何とかオレンジ中央線とのツーショットが撮れました。

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きいろい総武線とも、辛うじて。しかしこの時はオレンジ色は居ませんでした(涙)。

 

2025年1月21日 (火)

作品展&写真展

久しぶりにE235系などという山手線に乗り、向かったところはここ。

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さかつうギャラリーで開催中の「イチカワ作品展_モケイ鉄道に恋をした」へ。

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OER3001氏にはとても真似できない精密なNゲージ車両群とジオラマが並べられ、イチカワ氏も居られましたが、来場者と話し込まれて居られたのでOER3001氏に気付かず。

そのままそっと失礼させて頂き、次に向かった先は初めて降りる駅。

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駅から直結の新しいホールで開催されている本橋剛氏の写真展「電機」に向かいました。

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広々したオープンな会場に、6×6版モノクロームフィルムによる正方形の写真40点他に、これらの撮影に使われたカメラなど。

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1971年から1980年にかけて、首都圏や東北、上越、中部などで撮った旧型電機の魅力が伝わる作品群でした。

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在廊されていた本橋氏は、最近拙ブログがご縁でお近づきできた方ですが、JACC(全日本クラシックカメラクラブ)の会員だそうで、写真文化の歴史を次世代に残す目的の研究機関としての活動として、今も古いカメラとフィルムを使い続けて居られるとのことでした。

帰り際に素晴らしいお土産を頂きました。明治の機関車がお好きなようで、鉄道院で活躍した機関車図面をMacで描かれたのだと。

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裏面はそれらを活かすために好みの色にした姿。考えてみれば蒸気機関車がみんな真っ黒なのは日本くらい? 英国や独逸も仏蘭西も、素敵な色に塗られていましたものね。

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楽しい時間を過ごした後は、「新」のつかない綱島駅へ。

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ホーム東端に架かる跨線橋形状が、どことなく英国調に思えてしまうのは先のカードの影響でしょうか(笑)。

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地元駅→新宿→巣鴨→目黒→新綱島/綱島→武蔵小杉→登戸→地元駅と、この日は京王、山の手、東急、南武、小田急の乗車となり、10,000歩を越えるウォーキングとなりました。

 

2024年12月 2日 (月)

JR大井町駅の改良工事

海側を東海道線が通過する京浜東北線・大井町駅の改良工事が進んでいます。改良ポイントはこの画像の手前左側。

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りんかい線や東急大井町線との連絡通路を拡張するために、北行き線路の移設を移設してホームを拡張するというもの。

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工事は11月17日に運転を取りやめて実施されました。その前日が上画像、移設後が26日撮影の下画像 。

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良くわからないかと思われるのでので、まだ線路移設に対応されていないホーム上屋で見てみましょう。

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上屋先端は線路のカーブに合っていたものが、線路だけ移設されている状態では斯様な状況で、雨天乗降時には濡れることになります。

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上屋の張り出しは、この後実施されることは間違いありませんが、はたしてどんな様子になるのでしょうね。

 

 

2024年11月28日 (木)

中央快速E233系

所要で出掛けた折、約束時刻まで余裕があったので途中下車。ホームドア設置で撮りにくくなりましたが新宿御苑の緑とエンパイアステートビル擬きを背後に狙っていたら・・・、運良くグリーン車を含む編成が!

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朝10:27、結構乗ってますね。

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OER3001氏は初めて撮りましたが、G料金無料の内に体験乗車しておかねばなりませんね。

 

 

 

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